フレンチテック: 伝統からイノベーションへ。変化するフランスとスタートアップ (KINZAIバリュー叢書)

フレンチテック: 伝統からイノベーションへ。変化するフランスとスタートアップ (KINZAIバリュー叢書)

定価:1,980円(税込)

編・著者名:林 薫子[監修・著]上田 敬/今井 公子[著]

発行日:2024年04月03日

判型・体裁・ページ数:四六判・並製・192ページ

ISBNコード:978-4-322-14398-0

書籍紹介

日本のスタートアップ政策がモデルとする「フレンチテック」とは?

元・フランス大使館上席貿易担当官の監修・著による、

デジタル、AI、環境配慮、ダイバーシティ、働き方、食、地域活性等、

多彩なフランスのイノベーションを解説した国内初の書。

スタートアップエコシステム、巨大企業のスタートアップ支援と

オープンイノベーション、国際展示会、そのスタートアップの特徴等、

フランスの目覚ましい例とともに、

日仏の地方自治体の共同の取組み、日本のスタートアップ政策の歴史と現状、

日本の誇る起業家インタビューも掲載。

「フレンチテック」に学び、日本のスタートアップ、

地域のイノベーションに活用できる一冊。

読者対象…官公庁、金融機関、自治体、テック産業、新規事業担当者、起業家、

経済・経営・地域経済専攻/起業家志望の学生、一般社会人。

主要目次

第1章 フレンチテックとは

1 「フレンチテック」とマクロン大統領

2 フレンチテックとは何か

3 フレンチテックの「産・官・学・金融」の役割分担

第2章 オープンイノベーションと大企業の役割

1 フレンチテックのショーケース「ビバテクノロジー」とは?

2 ラグジュアリーからイノベーション企業へ――LVMHの戦略

第3章 フランスの多彩なイノベーション

1 フレンチテックのテーマは多彩

2 日本で活躍するフレンチテックのスタートアップ

3 フランスで注目されるスタートアップ

第4章 日本のスタートアップのいま

1 日本のスタートアップの歩み――J-Startupの創立を中心に

2 「スタートアップ育成5か年計画」始動――フレンチテックを追え

3 フランスから学ぶ――フレンチテックとの交流

〈インタビュー〉

フレンチテックに倣い、日本のスタートアップを育成

――東大発スタートアップ、ユーグレナ出雲社長に聞く

株式会社ユーグレナ

代表取締役社長 出雲 充 氏

第5章 まとめ――地方再興のカギ

1 日仏地域間交流とスタートアップ

2 ディジョン―熊本間にみるイノベーションの事例

巻末資料

【巻末資料1】ブリュノ・ル・メール経済・財務・産業およびデジタル主権大臣の巻頭メッセージ

【巻末資料2-1】フレンチテック40/120の「40」企業

【巻末資料2-2】フレンチテック40/120の「40」以外の82企業

監修・著者紹介

林 薫子(はやし かおるこ)

株式会社NARAFRANCE代表取締役。

1996年明治大学大学院経営学修士取得。同大学院経営学博士課程中退後、渡仏。2002年フランス・ニース大学DEA経営学修了。2003年在日フランス大使館経済部に就職。2015年同大使館貿易投資庁-ビジネスフランス上席貿易担当官。2020年6月同大使館退職後、株式会社NARAFRANCEを起業。

日仏通訳・コーディネータ、国立大学非常勤講師として活躍。

著者紹介(執筆順)

上田 敬(うえだ たかし)

日本経済新聞社 編集 総合解説センター担当部長。

1989年慶應義塾大学理工学部卒、日本経済新聞社入社。編集局科学技術部、日経ビジネス、中堅・ベンチャー企業部、電子版編集部署等を経て現職。一貫してスタートアップやイノベーション、SDGs等を取材。パリのオープンイノベーションイベント「ビバテクノロジー」は3回取材。

企画・運営するセミナー「日経イノベーション・ミートアップ」では、フランスの有力企業LVMHのCIOを登壇者に迎えるなど、たびたびフレンチテックを取り上げている。

今井 公子(いまい きみこ)

SINEORA代表取締役、株式会社シンノラ代表取締役。

2000年早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際経営学修士(MBA)取得。日本でダッソーシステムズやノキアジャパンのリージョナルマネージャーを務めた後、2010年に渡仏。ダッソーシステムズ フランス本社で産業機器業界のバイスプレジデントや間接販売チャネルのグローバル責任者。

2019年パリでSINEORA起業。2023年大阪に株式会社シンノラを設立。